中小企業のボーナス事情
みずほ総研が5月25日に発表した「2020年夏季ボーナス予測」によると、民間企業の1人あたりのボーナス支給額は34万6,480円と予測されており、前年比9.2%減となっています。多くの民間企業では、1か月あたりの所定内給与に支給月数をかけてボーナスの支給額を算出するため、みずほ総研の試算では、この所定内給与と支給月数の両方が減少するとのことです。一部大手支給額の約3分の1という大変厳しい数字となっています。
コロナショックによるボーナスカットは、中小企業はより深刻な状況ということがわかります。大幅なカット、企業によっては存続の危機に面し、ボーナスを出す余裕のないところが多いようです。また、コロナ禍の最前線に立っている医療従事者にボーナスについても支給されず、大量の辞職者が出たニュースも記憶に新しいところではないでしょうか。