看護師として感じること

看護師は資格職であり、働く場所が多数あることや一生働けることが大きなメリットだと感じています。その反面、医療の報酬(医療費)は、厚生労働省が定めた点数により決まるので、良くも悪くも景気に給料が左右されないという点があります。

また看護師として感じることは、今回年収などのデータを使用しましたが、サービス残業の量や夜勤について細かく触れていません。夜勤というハードな仕事をした結果、全職種の平均給料より低いと考えると少し寂しい気がします。

ちなみに、看護師の年収に夜勤手当が含まれていますが、夜勤はおおよそ月に4回、手当は約1万円程度で月に4万円。年収にすると50万円程度を夜勤で賄っていることになります。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大で医療従事者への支援が広がりましたが、感染症などの一時的なものだけでなく、高齢化が進む日本では医療従事者の負担は増えていきます。今回の支援をきっかけに医療従事者の給料なども見直しが起きるかもしれません。

参考

「令和元年賃金構造基本統計調査」厚生労働省

村松 拓