今年、阪神タイガース問題で株主総会は荒れない? 阪急阪神HDエンタテイメント部門の苦戦

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例年、阪神タイガースの成績ネタで盛り上がるのが阪急阪神ホールディングス(9042)の株主総会です。ただし今年(2020年)は昨シーズンの成績がまずまずだったことに加え、新型コロナの影響でペナントレース開幕前という特殊事情もあり、株主総会が阪神タイガース関連の質問で荒れるということはないかもしれません。

しかし、今年は別の意味で”阪神タイガース問題”が深刻とも言えます。阪神タイガースと宝塚歌劇団という二大コンテンツを持つ阪急阪神ホールディングスのエンタテイメント部門は、外出自粛や「三密」回避などによる大打撃で2021年3月期の業績に暗雲が漂っているからです。

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阪神タイガース関連質問で盛り上がる株主総会に今年は異変?

プロ野球球団を所有する上場会社はソフトバンクG、楽天、DeNA、ヤクルトなど少なくありません。しかし所有する球団の成績が株主総会で毎年話題となる企業は、阪神タイガースを傘下に持つ阪急阪神ホールディングス(以下、阪急阪神HD)くらいでしょう。

しかし、今年は新型コロナの影響でプロ野球の公式戦は6月19日にスタートします。例年は株主総会前の阪神タイガースの成績にも一喜一憂せざるを得ない阪急阪神HD経営陣ですが、今年の株主総会は6月17日と、プロ野球開幕前に株主総会が開催されるという異例のスケジュールになりました。

そのため、今年の阪急阪神HDの株主総会は、阪神タイガースの成績という心配の種が一つない状態で行われます。しかも、昨年の阪神タイガースの成績は矢野監督体制1年目でセリーグ第3位であり、比較的突っ込みどころが少ない状態です。

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執筆者
  • 石井 僚一
  • コラムニスト/元ベンチャーキャピタリスト

岡山大学法学部卒。大手証券グループ投資会社を経て個人投資家・ライターに転身。株式市場や個別銘柄の財務分析、為替市場分析を得意としている。ライターとして複数媒体に寄稿中。