資産運用をはじめる
「NISA」と「iDeCo」は、30~40代にもはじめやすい資産運用法です。長期的な資産形成のために国が整備した制度で、どちらも非課税枠が利用できます。
「iDeCo」は個人型確定拠出年金と呼ばれる仕組みです。原則60歳までお金を引き出せないため、確実に老後資金を作りたい人に向いています。積立資金は全額所得控除となり、住民税と所得税が軽減されます。運用益も非課税です。
「NISA」は、上場株式や投資信託に投資する仕組みで、配当金や分配金、売却益にかかる税金が非課税になります。商品によっては月額100円からはじめられるものもあり、いつでも購入した金融商品を売却して現金化できます。
資産運用で最も大切なポイントは「続けること」です。長い期間をかけてコツコツと積み立てていきましょう。まずは、負担にならない程度の少額を資産運用に回すところからはじめてみてはいかがでしょうか。
参考
「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2019年(令和元年)平均結果-(二人以上の世帯)」総務省統計局
「みんなの老後資金はどれくらい?年齢別の貯蓄と負債」LIMO
【ご参考】貯蓄とは
総務省の「家計調査報告」[貯蓄・負債編]によると、貯蓄とは、ゆうちょ銀行、郵便貯金・簡易生命保険管理機構(旧郵政公社)、銀行及びその他の金融機関(普通銀行等)への預貯金、生命保険及び積立型損害保険の掛金(加入してからの掛金の払込総額)並びに株式、債券、投資信託、金銭信託などの有価証券(株式及び投資信託については調査時点の時価、債券及び貸付信託・金銭信託については額面)といった金融機関への貯蓄と、社内預金、勤め先の共済組合などの金融機関外への貯蓄の合計をいいます。
LIMO編集部