若いうちに資産運用をはじめよう

じつは、50代からできる資産運用法も決して多くありません。健康上の理由などから保険には次第に入りにくくなり、不動産投資をするための資金も借りにくくなります。個人で作る年金として知られる「個人型確定拠出年金(iDeCo)」の資金拠出ができるのも、60歳までです(2020年6月時点)。

十分な老後資金を作るためには、30~40代の若いうちから準備をはじめる必要がありそうです。そのポイントは「収入を増やすこと」と「生活費を抑えること」、そして「資産運用をはじめること」の3つです。

収入を増やす

スキルアップやキャリアアップで給料を増やすことが収入アップの基本ですが、副業が認められているなら週末や休日を利用して自分ができることをはじめてみませんか。働き方改革の影響で残業が減った人は、ダラダラと時間を過ごすのではなく有効活用しましょう。

生活費を抑える

無駄な支出をカットすることも重要なポイントの一つです。スマートフォンを格安スマホに変えたり、インターネットのプランを見直してみたりするのも効果的です。過去に契約したサブスクリプションに、もう使っていないサービスはありませんか。ストレスにならない範囲で、無駄遣いを減らす習慣を身につけましょう。