下記は金融中央広報委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和元年)」をもとに見ていきましょう。

老後の生活費の収入源(3つまでの複数回答)2019年

  • 就業による収入・・・48.2%
  • 公的年金・・・79.1%
  • 企業年金、個人年金、保険金・・・38.4%
  • 金融資産の取り崩し・・・27.6%
  • 利子配当所得・・・2.7%
  • 不動産収入(家賃、地代等)・・・5.6%
  • こどもなどからの援助・・・3.7%
  • 国や市町村などからの公的援助・・・5.2%
  • その他・・・3.4%

老後の収入源で、最も多かったのは公的年金です。約8割の方が老後の生活費の中心と捉えていることがわかります。

次は就業による収入で、約5割の方が生活費の収入源と考えています。

そして、企業年金・個人年金・保険金が約4割、金融資産の取り崩しが約3割と続きます。

60代のお金の不安、解決法は?

長生きを考えた場合、働くにしても、年金を受給するにしても、先々の生活費に充当できるものは限られています。60代以降は安定的にお金を増やすことが難しくなるからです。