寝ても疲れがとれない!
国民の健康増進に向けた国の方針や目標数値などを示した「健康日本21(第二次)」では、睡眠による休養を十分とれていない人の割合を2022年度までに「15%」に減らす目標が掲げられています。
さて、実際のところはどうなのでしょう。厚生労働省の「平成30(2018)年国民健康・栄養調査」の結果をみていきます。
「睡眠で休養が十分にとれていない者の割合」の推移
ここでいう「睡眠で休養が十分にとれていない者」とは、調査票で「あまりとれていない」または「まったくとれていない」と回答した人です。
- 各年齢層総計(20歳以上)
2014年…20.0%
2016年…19.7%
2018年…21.7%
- 20-29歳
2014年…24.5%
2016年…23.0%
2018年…24.3%
- 30-39歳
2014年…27.5%
2016年…26.8%
2018年…33.4%
- 40-49歳
2014年…32.5%
2016年…26.6%
2018年…31.4%
- 50-59歳
2014年…25.9%
2016年…26.2%
2018年…27.6%
- 60-69歳
2014年…14.0%
2016年…14.6%
2018年…16.4%
- 70歳以上
2014年…9.9%
2016年…11.2%
2018年…10.9%
2018年の結果をみると「70歳以上」以外のすべての年齢層で、目標数値の15%を上回っています。いずれの調査年でも、30歳台から40歳台にかけての、いわゆる働き盛りの世代で高い傾向があります。