「睡眠負債」という言葉をご存じでしょうか。かつて「ユーキャン新語・流行語大賞」のトップ10にも入り、話題になりました。

「負債」という表現はあくまでも例えですが、デジタル大辞泉(小学館)では

【睡眠負債(すいみんふさい)】「日々のわずかな睡眠不足が借金のように蓄積した状態」

と説明されています。また、「1日6時間程度の睡眠」を続けた場合も「自覚できない睡眠不足の状態にある」と考えられ、長期的に心身の健康を損なう危険性が高まる(※)、との説も。

前記事では「日本人の睡眠時間の短さは世界一」というお話に始まり、睡眠時間と収入・就労時間についてのデータをみていきました。

今回は、みんなが「睡眠で十分に休養がとれているかどうか」を、厚生労働省の資料を参考に追っていきます。