60歳の人が何歳まで生きるかを試算したところ、2015年推計のデータでは95歳まで生きる人と考えられる割合が25.3%、100歳まで生きると考えられる人が8.8%となっている。つまり4人に1人が95歳まで生きると試算されている。

平均寿命を見てみても伸び続けている。今後もこの傾向は続くと見られており、日本がさらに長寿大国となる見込みだ。

仮に定年が65歳という企業が今後も続いたと仮定したら、あと30年以上生きることを覚悟しなければいけない。

老後2000万円では足りないワケとは

老後生活が意外と長そうであることはご理解いただけたと思うが、2000万円問題の根拠となる老後生活における支出を見てみよう。

支出一覧

食費:64,444円
非消費支出:28,240円
交通・通信費:27,576円
教育娯楽:25,077円
光熱・水道:19,267円
保険医療:15,512円
住居費:13,656円
家具・家事用品:9,405円
被覆及び履物:6,497円