また、注目点は、40万以上必要といっている人の比率も少なくない。全体の3割地価ウイル。大都市圏ともなれば物価の違いもあるので40万以上とか50万以上はかかるということもあり得る。
まずは今のご自身のライフスタイルを振り返り、今の支出と老後2000万円問題のモデルケースとのギャップを見てみよう。
どこに差があるのか、また、減らすことは可能な内容か、減らせる金額かなどを考慮する必要がある。
また、ゆとりある老後生活費のアンケートとも比較し、自分はいまのライフスタイルのまま行くとどこのゾーンになるのかを確認してみることをおすすめする。
そうすると、公的年金以外に今後自分はいくら用意しておく必要があるのかが見えてくるだろう。
次にその金額は預貯金で貯めていけばカバーできる水準か否か。
預貯金を貯めていくだけで難しそうであるならば他の手を考える必要がある。
まとめにかえて
多くの人が将来の生活のことは心配だとは言う。でも何が不安かとわかっている人は少ない。何となく湧き上がる不安がさらに大きな不安を呼ぶ。大事なことは不安の原因「WHY」は何なのかを考えること。
また、お金ならいくら必要なのか。それをまずは把握することが肝心だ。そしてその課題を解消するためにはどういう手段が取りうるのか。焦らず1つ1つステップを踏んで課題を潰していこう。きっと不安は小さくなってくるはずだ。
新型コロナウイルスが続いた場合、これまでは当たり前だと思っていた生活は元には戻らないかもしれない。
このような時代だからこそ、自分の生き方を個人個人が考えていかなければいけないそんな時代に私達は突入したのかもしれない。
参考資料
金融庁「金融審議会 「市場ワーキング・グループ」報告書 の公表について」
生命保険文化センター「生活保障に関する調査(令和元年)」