「学資保険は2人とも入っている。毎月ぎりぎりながらも学資保険のほかに貯金もしている。中学生になると部活や塾への出費で今より貯金しづらくなるかもしれないので、今が踏ん張り時。夫も『子どもの希望はできるだけ聞いてあげたいけれど、親としてできること、できないことの線引きはきちんとしよう。じゃないと一家共倒れになってしまう』と危機感を抱いているので、家族で協力しながら”トータルでの幸せ”を考えることになると思う」と話していました。

Bさんの話では、この「家族みんなのトータルの幸せ」という言葉が何度も出現したのが印象的でした。子どもの教育だけにお金をかけるのではなく、普段の生活やマイホーム、自分たちの老後資金にもお金を振り向けるべきだとする考え方が夫婦でしっかり共有されているのでしょう。

祖父母からの援助を教育資金に

最後はCさん夫妻です。お子さんはすでに大学生ですが、大学の費用についてはほとんど祖父母からの援助で教育資金を賄っていると言います。

「甘えている部分はかなりあると思うけれど、私が一人っ子だし、うちの子どもも一人っ子なので両親にとっても孫がかわいくて仕方ないみたい。両親とは家も近くて、息子も祖父母になついているのでよく遊びに行くし、お小遣いももらっている。高校生のときの予備校の費用も祖父母から出してもらったし、その点ではうちの家計は大助かり。その代わり、両親に何かあったら全力でサポートするつもりだし、夫もそうしてほしいと言ってくれている」と話します。

祖父母からの援助が手厚く、自分たちでも教育資金のために貯金をしていたそうなのですが、今は老後資金を見据えた貯金に切り替えているのだそう。