毎月の収支を把握していないと、貯金額が多すぎて生活への負担が大きくなってしまったり、逆に貯金額が少なすぎて余ったお金を不要なものに使ってしまった、というリスクがあります。もし、家計の収支がよくわからないという場合は、家計簿を活用して毎月の収支額を把握することから始めてみましょう。

また、定期預金や証券口座用などの資産形成の元になる資金も、いったんは②の貯金口座を通してから資金移動するようにしましょう。なぜならば、資産運用には損益が生じることが多く、口座をひとまとめにしておくことで元本からどれくらい利益が生み出されたのかを把握しやすくなるからです。

③ 固定費の引き落とし専用の口座

3つめの口座は、引き落とし専用の口座です。住宅ローンや携帯電話料金など、毎月だいたい同じ額だけ引き落とされるお金がありますよね。

こうした固定費も、あらかじめ①の入金口座から引き落とし専用の口座にお金を移しておきましょう。毎月の支払う金額が確定している出費なので、貯金額と同様に他の出費と分けておくと、よりお金の管理がしやすくなります。

④ 支出専用の口座

最後に4つめの口座が、いよいよお金を使う専用の口座です。①の入金口座から、②の貯金口座と③の引き落とし口座にお金を移したあとに残った金額が、現時点で使い道が確定していないお金ということになります。