この残った金額を、④の支出口座に移して、この範囲内で生活費を払うようにしていきましょう。つまり、この口座から支払われるお金は変動費、今後節約できる可能性がある出費ということになります。
この口座の利用明細を念入りにチェックすることで出費が把握しやすくなり、どこで使いすぎているのかも分かるようになります。また、現金払いのときはもちろんのこと、クレジットカードやデビットカードなどの引き落とし先も、この支出口座に設定しておきましょう。
まとめ
本記事では、貯金のコツとして口座の使い分け方法をご紹介しました。簡潔にまとめると、入金口座・貯金口座・引き落とし口座・支出口座の4つに分けてお金を管理していくと効果的です。もし、定期的な引き落とし金額が少ないなどの場合は、使い方を工夫して口座を1つ減らすことも可能でしょう。
そして何よりも大切なポイントは、先に貯金額を別口座に移すことで、簡単に貯金には手を出せない状態にしておくことです。楽しく継続的に節約に取り組んでいくために、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【参考】『大学4年生・社会人1年生1000人の懐事情 マネーに関する調査2020 「貯蓄事情」と「銀行選び」』(GMOあおぞらネット銀行)
タナカ チアキ