この口座から、必要に応じて後述する2つめ、3つめの口座にお金を移していくというのが簡単な流れです。入金専用の口座を作っておくことで、自分がどれくらい収入を得ているのかが一目でわかるようになるので、自分で確定申告などを行う際にも役に立つでしょう。

② 貯金専用の口座

2つめの口座は、貯金専用の口座です。①の入金口座にまとまった入金があった時点で、そこから②の貯金口座に毎月決まった貯金額を移しましょう。

とてもシンプルですが、約束事さえ守っていれば確実に貯金額を増やしていける方法です。「そんな簡単なことで貯金が増やせたら苦労しないよ…」と懐疑的に思う人もいるかもしれませんが、下記の2つのケースをイメージしてみてください。

  • 日々節約を意識して、生活を切り詰めてできるだけ貯金しよう
  • 先に〇万円を貯金用に除いておいて、残りは自由に使おう

おそらく目的は同じでも、後者の方が気持ち的に楽だと感じるのではないでしょうか。貯金は長期的に取り組んでいくものなので、できるだけ楽しく前向きに取り組む工夫も必要なのです。

次に大切なことは、毎月の貯金額の決め方です。貯金額は漠然とした思いつきで決めるのではなく、今までの家計収支を元に、適切な貯金額を設定しましょう。