2カ月に一度支給される公的年金。次の支給日は10月15日です。
公的年金に上乗せされる給付金として「年金生活者支援給付金」があります。年金生活者支援給付金が支給されるのは、年金を含めた所得が一定水準以下の方です。
9月初旬より年金生活者支援給付金の新しい対象者には、「年金生活者支援給付金請求書」という緑の封筒が届きます。申請しなければ受け取れない給付金ですので、届きましたらきちんと手続きをおこないましょう。
年金生活者支援給付金は、毎年度の基準額をもとに「保険料納付済期間や免除期間」に応じて金額が決定されます。
今回は年金生活者支援給付金制度や対象者、また基準額例として「480月・240月」だと2025年度は月いくらになるのかをご紹介します。
1. 年金生活者支援給付金とは?
「年金生活者支援給付金」は、「老齢年金生活者支援給付金(補足的老齢年金生活者支援給付金)」「障害年金生活者支援給付金」「遺族年金生活者支援給付金」の3種類。
1.1 年金生活者支援給付金の財源
年金生活者支援給付金財源は、消費税率引上げ分があてられてます。
「年金生活者支援給付金の支給に要する費用の財源は、社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律の施行により増加する消費税の収入を活用して、確保するものとする。」
引用:e-Gov法令検索「年金生活者支援給付金の支給に関する法律」
「老齢・障害・遺族」、それぞれの基礎年金を受給中の人が、公的年金を含めても所得が一定基準以下となる場合に、年金に上乗せされる形で受け取ることができる給付金です。