40代は副業に抵抗あり?
SMBCコンシューマーファイナンスの「20代・30代・40代の金銭感覚についての意識調査2020」に戻ると、有職者に対して「副業をしているか?」という質問もしています。
副業をしている人の割合を見ると、20代では43.1%、30代では38.6%、40代では29.6%という結果で、40代の少なさが際立ちます。
また、副業をしている人に対して副業の月額について尋ねたところ、平均額は20代7.1万円、30代8.7万円、40代6.5万円と、他の世代と比べると金額が少なくなっています。本職で何かと時間や労力がかかる世代だということもあるかもしれませんが、この結果を見る限り副業にはあまり積極的でないようです。
おわりに
40代になると、老後のことも気になり始めるものの、目の前の住宅ローンの返済や子どもの教育費などにお金がかかり、貯蓄にまで手が回らないという場合も多いかと思われます。
しかし、急速なIT化で今後ますます人員削減が進むことが予想されるだけでなく、足元のコロナショックで企業業績が悪化すればリストラや賃金カットも懸念されます。
40代は自分のキャリアや収入の天井が見えてくる時期でもありますが、自分の職務経験を生かした副業で稼げる可能性もあるでしょう。今後は支出を抑えつつ、収入を増やして貯蓄に回す工夫も必要になるのではないでしょうか。
LIMO編集部