40代といえば、働き盛りで収入が増えてくる一方で、住宅ローンや子供の教育費の負担も大きくなる年代です。今回は、そんな40代の気になるお金事情や副業に対する意識を見ていきます。

40代のお小遣い、収入、貯蓄と借入金はどのくらい?

お小遣いの平均額は前年よりダウン

SMBCコンシューマーファイナンス株式会社は、2020年3月に「20代・30代・40代の金銭感覚についての意識調査2020」(対象:20代1000人、30代500人、40代500人)を発表。

その中の「毎月自由に使えるお金はいくらあるか」という問いに対しては、いずれの年代も「1万円以下」の割合が多くなりました(20代33.7%、30代37.6%、40代38.0%)。

また、平均額は20代28,760円、30代26,684円、40代27,085円となっています。40代は30代よりは多いものの、家族にお金がかからない独身が多いであろう20代に比べると少ないという結果です。

さらに、平均額を前回の調査結果と比較すると、40代は前回30,278円→今回27,085円と3,193円減少。お財布事情が寂しくなっていることが分かりました。

収入分布のボリュームゾーンは500~750万円未満

一方、金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯](令和元年)」のデータによると、40代の年間手取り収入分布は以下の通り。最も多いのが500~750万円未満で4割弱、続いて300~500万円未満の3割強となっています。

収入はない…0.4%
300万円未満…8.2%
300~500万円未満…31.6%
500~750万円未満…38.2%
750~1000万円未満…10.9%
1000~1200万円未満…7.0%
1200万円以上…3.7%