また、あまりにもひどく泣いたり暴れたりする場合には、どこかに駐車したりコンビニなどに寄ったりして気分転換するタイミングを作ること。これは車に飽きてしまった子どもだけでなく、精神的に落ち着くために親にとっても大事なポイントでしょう。
そして、そのためにはたとえ短時間の移動だとしても時間に余裕を持って出発すること。子どもと一緒に車に乗った際には、何事もなく家からノンストップで目的地に到着できると過信してはいけないと感じました。
また、チャイルドシートが後ろ向きで顔が見えない赤ちゃんでも運転席のバックミラーで様子が確認できるベビーセーフティミラーや、車のヘッドレストに取り付けられるオモチャなどの便利アイテムも必要不可欠。
子どもがグズらないため以上に、子どもの様子が気になって運転に集中できない状態にしないためにこうしたアイテムを活用することはとても重要です。
「安全不確認」「脇見運転」「動静不注視」で交通事故は起こる
2020年4月6日から4月15日は「春の全国交通安全運動」の実施期間。交通安全を呼びかけるさまざまな取り組みが全国でなされています。ちなみに2019年の全国での交通事故件数は38万1237件で、交通事故の発生原因上位は「安全不確認」「脇見運転」「動静不注視」となっています。
「動静不注視」とは、周囲の状況を楽観的に考えてしまい、周囲の車両や歩行者の動静を十分に注視しないこと。「対向車がよけてくれるだろうと思った」とか「まさか車線変更してくるとは」という判断の誤りが事故につながります。