また、アスクルを買収したことで主に日用品を取り扱う「LOHACO」、ZOZOを買収したことでファッション専門通販サイト「ZOZOTOWN」も提供している。
一方、LINEでは同様に通販サイトのほか、レストランの出前・宅配・デリバリーやテイクアウトをネットを通じてできるサイトや、格安ホテルやツアーの検索ができる旅行比較サイトなども運営している。2020年3月26日に「出前館」の株式の追加取得と資本業務提携についてプレスリリースが出ている。
ヤフーは通販サイトに加えてオークションサービス、日用品やファッションで専門性の高いサービスも保有しており、幅の広さや規模の大きさでいえばLINEよりも広いといえる。
一方のLINEはというと、出前やデリバリー、テイクアウトといった中食に関するニーズにフォーカスしたサービスを展開。
各サービスで方向性が異なるために、各サービス間の親和性はそこまで強くはないかもしれないが、異なるニーズを持つ利用者層を一手にできるということで、こちらも相互送客の面では大きなシナジーが見込めそうだ。