一方で企業向けのサービスでは、ヤフーの「DATA SOLUTION」は生活者の興味関心やエリアごとの特性、商品のトレンドなどを分析できる「マーケティング」の色が強く、LINEの「LINE BRAIN」は、チャットボットやOCR、音声認識といった「業務効率化」の色が強いサービスとなっている。

両社は統合後、AI基盤開発の強化・加速を見込んでいる。AIは成長ステージにある代表産業であり、技術やノウハウの活発なすり合わせが性能改善や新たな機能開発へとつながる。両社は統合によって開発人員を増やすほか、これまでのノウハウを共有することで、研究の加速や相互補完的なサービスの開発へとつなげていく計画だ。

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BtoC・BtoB両方のシナジーに関する続報を待つ

これまで、両社のサービスの概要を説明したうえで比較し、そして統合後のシナジーのイメージを紹介してきた。有名企業同士とあって、一般個人はもちろん投資家や多くの企業にとっても注目の経営統合だが、BtoC・BtoBのサービス両方でどのようなシナジーが起こるのか、今後も大きな注目を集め続けそうだ。

両社のサービスがどう変化し、利用者にとってどう便利なものとなるのか、イメージを鮮明なものにするためにも随時情報を追っていきたい。

石津 大希