「なぜ副業を認める企業が増えないの?」 ~企業と個人を悩ませる「4つのパラドックス」とは~

多様な働き方を選択できる社会実現を目指し推進されている「働き方改革」。政府は2018年の1月から「モデル就業規則」を改訂、副業・兼業に関する規定を新設したことでビジネスパーソンの注目を集めています。

しかし、いまだに7~8割の企業は副業を認めていないそうです。

経済危機や大災害など、何が起こるか読めない現代において、副業を始めてスキルや収入を高めたいと思う方は多いはず。そんな中、なぜ副業を認める企業は増えないのでしょうか。複数企業で同時に働くプロの知を活用して経営課題を解決する「プロシェアリング」を運営するサーキュレーション代表取締役を務める私、久保田雅俊が解説します。

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4つのパラドックスの存在

なぜ企業は副業を認められないのでしょうか。それは「副業パラドックス」が起きているからです。パラドックスとは、逆説やジレンマ、矛盾といった意味を含む言葉です。

今は副業・兼業において、企業と個人にパラドックスが起きて、互いに綱引きしている状態です。この均衡を正しく導いていけるかどうかが、今後の日本の働き方の多様化や経済成長の肝になります。

では、今起きている副業に関わる4つのパラドックスを解説していきます。

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久保田 雅俊

1982年生まれ、静岡県出身。学生時代から複数の事業の立案を行う。21歳の時に、地元の進学塾を経営していた父親が意識不明となり、10年間に渡って父親の介護を余儀なくされる。父親が経営していた企業は継続不可能となり、自身の手で会社の清算をすることとなる。その経験から企業経営には「金」以上に「人の経験・知見」が必要であるという考えにたどり着いた。2014年㈱サーキュレーションを設立。プロフェッショナル人材の経験とスキルを複数社で活かすプラットフォーム「プロシェアリング」を運営し、2020年現在、プロフェッショナルのネットワークは1万3,000人、導入企業は1,500社を超える。副業として登録し、その後独立する人材も多数在籍。副業/複業時代の新しい働き方メディア「nomad journal」の運営も行なっている。