牛丼でおなじみの吉野家ホールディングス。その知名度の高さもあって個人投資家の中でも人気な企業だ。吉野家は1月に今期の業績予想を上方修正したが、株価は下落。今回は吉野家の置かれた厳しい事業環境を解説したうえで、それに対する打開策や今後の見どころを紹介する。
業績予想を上方修正も株価は下落
吉野家は1月10日、2020年2月期3Q累計(3-11月)の決算を発表するとともに、通期の売上高予想を従来の2080億円から2150億円、営業利益予想を従来の10億円から36億円へと上方修正した。純利益は従来の1億円を据え置き。
営業利益予想が引き上げられたことで一見するとポジティブに見える今回のリリースだが、株価はというとこれを受けて下落。1月10日終値の3025円に対し、織り込み後の14日終値は2736円と、10%の大幅下落となった。さらにその後も売りは継続し、2月中旬時点で株価は2500円前後で推移している。
著者
2022年に株式会社モニクル傘下の株式会社ナビゲータープラットフォーム(現:株式会社モニクルリサーチ)に入社。第一報として報道されるニュースを深堀りし、読者の方が企業財務や金融に対する知的好奇心を満たしたり、客観的データや事実に基づく判断を身に付けられたりできる内容の記事を積極的に発信している。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも記事を執筆中。
入社以前は、株式会社フィスコにて客員アナリストとして約20社を担当し、アナリストレポートを多数執筆。また、営業担当として、IRツール(アナリストレポート、統合報告書、ESGレポートなど)やバーチャル株主総会サービス、株主優待電子化サービスなどもセールス。加えて、財務アドバイザーとしてM&Aや資金調達を提案したほか、上場企業向けにIR全般にわたるコンサルティングも提供。財務アドバイザリーファームからの業務委託で、数千万~数十億円規模の資金調達支援も多数経験。
株式会社第四銀行(現:株式会社第四北越銀行)、オリックス株式会社でも勤務し、中小・中堅企業向け融資を中心に幅広い金融サービスを営業した。株式会社DZHフィナンシャルリサーチでは、日本株アナリストとして上場企業の決算やM&A、資金調達などのニュースと、それを受けた株価の値動きに関する情報・分析を配信。IPOする企業の事業・財務を分析し、初値の予想などに関するレポートを執筆。ロンドン証券取引所傘下のリフィニティブ向けに、週間・月間レポートで、日本株パートを執筆。経済情報番組「日経CNBC」にて毎月電話出演し、相場や株価の状況も解説していた。