個人用デジカメから、業務用カメラへ

キヤノンによると、「医療機器や監視カメラの事業は堅調」とのことで、新商品の投入も検討されているようです。個人用のデジカメでなく、業務用のカメラであればすぐさまスマホが代替する予定はありませんから、カメラメーカーのドル箱は「個人用デジカメ」から「業務用カメラ」へと変わる可能性があると感じます。

個人用デジカメで苦戦するキヤノン、ニコンを尻目に、同じカメラでも「内視鏡」は堅調です。オリンパス、富士フイルム、ペンタックスの3社で世界シェアの9割以上を占めています。その内、7割をオリンパスが占めていますが、シェアの高さだけでなく売上高もここ数年堅調そのものです。

医療用のカメラは個人撮影を楽しむデジカメと異なり、医療の現場での使用に特化したカメラです。日の丸カメラメーカー勢がこれまで培った技術ノウハウや経験など、強みを発揮できる分野ですから、現在の優位性のある構図は、少なくとも今すぐには変わらないのではないでしょうか。

かつては日本のお家芸とされた「家庭用ゲーム」も海外勢にシェアを奪われています。残された数少ない砦をどこまで守ることができるのか?日本企業の手腕が問われます。

【参考】
(※1)「2019年12月期決算概要」キヤノン
(※2)「2020年3⽉期 第3四半期決算報告」ニコン
(※3)「ニコン、通期は映像事業が低調も、その他事業で挽回し増益を確保 今期は減収減益の見通し」LIMO
(※4)「デジタルスチルカメラ生産出荷実績表」(カメラ映像機器工業会統計)2019年年間実績表(1~12月累計)
2020年 BCN AWARD 部門別受賞企業」BCN社

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