大学がペイできるかはその人次第

「大学などペイできない」という声があります。確かに学費は昔に比べて高騰しており、一人暮らしの私大入学だと1,000万円規模の金額と4年間の時間の投資が必要になります。

その一方で、YouTubeやブログなどからいくらでも無料の情報は提供されていますから、そうしたインターネットテクノロジーと比較すると「学費が割に合わない」と感じる人もいるかもしれません。

それでも尚、筆者は「大学はペイできるかどうかはその人次第」と感じます。前述した会社員として大卒のシグナルを活用するなら、生涯年収は大学の学費以上の差になるでしょうから、「ペイ」できることになります。

また、筆者は大学で学んだことが「間接的」にお金に変わったという感覚を持っています。たとえば、米国の大学に留学した際は会計学を専攻したのですが、それ以外の科目として「心理学」「経済学」「倫理学」を履修しました。履修したことがきっかけで人の心理やビジネスに強い興味を持ち、会社員を経て経営者になった今、学んだことをビジネスで大いに活用しています。

実に卒業して10数年の時を経て、大学で履修した内容が息を吹き返して、ビジネスをする上で役に立ってくれているのです。あの時、大学で履修していなければ、今のビジネスにつながっていたかどうかはわかりません。「大学進学で得られる効用は会社員でも、経営者でも大いに価値がある。だが、それらを活かすも殺すも、その人の双肩に託されているのでは」というのが筆者の見解です。

高級フルーツギフトショップ「水菓子 肥後庵」代表 黒坂 岳央