皆さんの記憶に新しい大暴落といえばリーマンショック後の株価の下落ではないでしょうか。リーマンショックは海外発で起きた出来事とは言え、その後は世界中の金融機関を巻き込み、日本市場への影響も大きかったといえるでしょう。リーマンショックを見たことで、改めて資本市場はグローバルでつながっているということを実感した方も多いのではないでしょうか。

では、その当時の日本の株式市場を振り返ってみましょう。

リーマンショック前の2007年には米国のサブプライムローンバブルの影響もあり日本の株式市場も堅調でした。TOPIX(東証株価指数)でざっくりといえば、1700ポイント台をつけていました。

しかし、リーマンショックが起きた2008年を挟み、2009年にかけてはTOPIXで800ポイントを割るまでになりました。ざっくりいうと日本を代表する株式指数が半分近くになったわけです。

こうみると、「株式投資はリスクが大きい」、「資産運用の初心者はリスクのある資産に投資すべきではない」という結論に陥りがちなのです。

しかし、必ずしもそうとは言い切れません。それはなぜでしょうか。株式市場の特徴などを合わせてみていきましょう。

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