そして、もう一つは、株価が大きく下落した時に、躊躇せずに投資を続けられるのかという問題(胆力・気合の問題)。平たく言うと、ビビって買えないという問題です。絶好のチャンスに気合が足りず、買えなかったという人が意外に多くいます。そうならないための積立投資といえます。

このように、この2つの問題をクリアした時にドルコスト平均法の恩恵を十分に受けることができます。そのためには、毎月決まった金額をつみたて投資をすることで、買い忘れも防ぐことができますし、相場が大きく下がった時も気後れせずに買うことができます。

現在、COVID-19によって世界の経済が停滞するのではないかという恐れもあり、株式市場も軟調となっていますが、人類がこうした危機も時間をかけてでも乗り越えていくということを前提にすれば絶好の買い場ともいえます。

2003年ころのSARSでも同様に株式市場ではHISのような旅行関係の関連株は下落したことをご記憶の方も多いのではないでしょうか。その後の株価を見れば、「人はいつか忘れる」ということもまた頭に入れておくべきでしょう。

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LIMO編集部