また、鯖バーガーや鯖しゃぶなども人気を集め、専門店も登場したくらいです。くどいようですが、これは今からわずか1年少し前の話です。
また、その前年(2017年)の大賞を受賞した「鶏むね肉料理」も同様です。「むね肉」の高たんぱく・低脂肪の特性に注目が集まり、抗疲労効果や抗酸化作用があるイミダゾールジペプチドが豊富に含まれる「むね肉」の機能性が評価され、女性を中心に一大ブームとなりました。
鶏むね肉と野菜のサラダは、オフィス街のランチ時には売り切れ続出で、スーパーなどでも品不足となったのは記憶に新しいところです。
受賞時をピークに下降線を辿るパターンが続く
2016年に大ブームとなった「パクチー料理」も、依然として根強いファンはいるものの、一体どこに行ってしまったのかと思うくらい見かけなくなりました。2014年の「ジビエ料理」も定着しつつある中で、昨今の豚インフルエンザ問題(注:野生のイノシシが感染源と言われています)などで今一つパッとしないのが実情でしょう。
こうして振り返ると、やはり「今年の一皿」受賞がピークとなり、その後は沈静化した、あるいは、急速に下降していったことが分かります。