令和初の正月も終わり、日常生活がスタートしましたね。年末年始に長時間子供達と過ごしていると、童心に返ったり、自分の子供時代を思い出すことがあります。「そういえば昭和や平成にはあった正月の風物詩が消えている」と感じることはないでしょうか。
そこで今回は、昔は当たり前だった正月の風物詩を振り返ってみます。
年末年始にフル回転した「プリントゴッコ」
パソコンが普及する前、カラーで手軽に年賀状が作れるプリントゴッコを愛用する方は多かったことでしょう。
普段は棚や押入れの中にしまい込まれているものの、12月に入ると年賀状のためににフル活動。プリントゴッコ専用の年賀状デザイン集が店頭に並び、「今年はどれにしようか」と悩んだものです。
町の文具店はデザインを転写させるときに使う豆電球やインクを取り扱っており、筆者もインクが足りなくなると親からおつかいを頼まれたことを覚えています。
昭和の終わりや平成初期にはワープロによる年賀状作成ができるようになりましたが、印刷は白黒だったため、色鮮やかなプリントゴッコは人気を集めていました。