正月番組の定番「新春かくし芸大会」

正月のテレビ番組と言えば、新春かくし芸大会の名を上げる方は多いことでしょう。西軍と東軍(後期は紅白軍)の対抗戦で、当代の人気アイドルや芸人、俳優、女優そして大物タレントなどが手品や曲芸、コント、名作ドラマや映画のパロディーを披露する新春に相応しい豪華で大がかりな番組でした。

筆者が今でも鮮明に覚えているのが、井上順さんが演じる大人気映画「インディ・ジョーンズ」のパロディー、「インディ・ジューンズ」です。海外ロケもあったと記憶していますが、子供でもお金をかけていることが分かりました。

しかしテレビ史に燦然と輝く新春かくし芸大会も、昭和から平成へと時代が移り変わる中で視聴率が低下していきました。他局が「打倒かくし芸大会」を掲げ、視聴者の選択肢が増えたことも要因と考えられます。

視聴率低下の打開策が見つからぬまま、2010年元旦の放送を最後に47年間にわたる歴史に幕を閉じました。

正月飾りを付けている車

子供時代が昭和だと、誰もが目にしたことのあるのが正月飾りを付けている車ではないでしょうか。筆者が住んでいた町内でも、裕福な家庭ではそういった飾りを付けていることが多く、一種のステータスシンボルのように感じていました。

正月飾りを付けることに憧れを抱いていたものの、昭和が過ぎ平成に入るころには目にする機会が激減したのを記憶しています。