年収1000万円の人でも手取りは700万円台になってしまっているという方もいるのではないでしょうか。

仮に、手取りを720万円と考えると、月額で手もとに入ってくるのは60万円です。

家賃は年収の2割から3割といわれています。家賃が3割としてみるとどうでしょうか。年収1000万円なら月25万円程度といえます。それくらいの家賃を出せば、都心に住むこともできますまた。郊外なら広い一軒家に住むことができます。

総務省の家計調査報告では、二人以上の世帯の1世帯当たりの消費支出は月約28万円(2019年10月)。

平均的な消費支出額に抑えられれば、年収1000万円の世帯なら貯蓄できますが、大きく貯蓄するというのは、実際はなかなか大変というのが実際ではないでしょうか。

家や車もワンランク上のものにするでしょうし、海外旅行やレストランでの食事など、日々の頑張りに対して「ご褒美」にお金を使ってしまうこともあるからです。

教育費の負担を考える

年収1000万円で贅沢な暮らしができるかは、子供の教育費にお金がどのくらいかかるかによっても大きく違ってきます。

小学校から私立に通わせたり、英会話などの習い事をさせたりすると教育費は大きな負担になるからです。