仮に65歳からだと92歳まで資産が持つ計算となります。公的年金の支給額が夫婦で20万円~25万円程度とすれば、老後の生活にもゆとりが生まれるでしょう。

老後に毎月いくら取り崩す必要があるかは、仕事や公的年金などの収入と、生活費やリフォーム費用、自動車の買い替えなどの支出を想定することで試算することができます。それをベースに運用利回り何%くらいを目指せばよいのかを確認しましょう。

もちろん、リスクの取り方については、人それぞれのリスク許容度も考慮する必要があります。自身の許容度を超えた運用をしてしまうと、精神的に不安を抱えてしまうことになりますので注意してください。

あまりリスクを取れない方は、生活費を見直すなどして、支出を抑えるのも重要になってきます。

おわりに

せっかく長生きするのであれば、健康で豊かな生活を目指したいところ。そのためにも、早い段階から将来のことにも目を向け、運用を取り入れながら資産を管理することが重要です。

運用をしたことのない方は、“良く分からないから”“怖いから”などのハードルを乗り越え、まず学ぶことから始めましょう。

渡邊 裕介