「花が一年中絶えない花壇にしたいけれど、そんなことは可能なの?」
「多年草を植えているけれど、咲く時期が限られているし、どうしても花壇に花がなくて閑散とする時期ができてしまう……」

そんなお悩みを解決する方法があります。

庭の花壇に一年中花が咲いていたら、日々眺めているだけで楽しくなりますよね。植えっぱなしで手間の少ない多年草も素敵ですが、真夏や真冬はどうしても花壇が寂しくなってしまうという面もあります。

今回は、園芸歴25年の私が毎年実践している「シンプルな方法」を紹介します。

結論を先に言ってしまうと、「半年間咲き続ける一年草を、年2回植え替える」という管理方法です。

これだけで、一年中花が途切れることのない、理想の花壇が作れるようになりますよ。

開花時期や生育スピードは、お住まいの地域や育てている環境、品種などによって異なりますので、ご注意ください。

1. 一年中ずっと花が咲く〈花壇〉にしたいなら、「多年草」より「一年草の切り替え」がおすすめ

秋から春まで咲き、冬もわが家の花壇を彩るビオラ1/5

秋から春まで咲き、冬もわが家の花壇を彩るビオラ

著者撮影

一年中「花が絶えない花壇」ときくと、多年草の花壇をイメージするかもしれません。

ですが、多年草の花は、「春だけ咲く」あるいは「春、そして秋に返り咲く」ものが多いです。真冬や真夏には、花が咲かなかったり、少なくなってしまい、花壇が寂しくなってしまいます。

「一年中花壇に花を咲かせ続けるのは、初心者には難しいのでは?」

そう思われるかもしれませんが、やり方次第で簡単に実現できます。

「一年草」の中には、半年もの間ずっと花が咲き続けるパワフルな品種があり、それらを季節ごとにバトンタッチさせてあげることで、花が絶えない花壇を作ることができますよ。

春と秋に植え替えの手間は必要ですが、その分、常に満開の景色を楽しめるので、初心者の方にこそ、おすすめしたい方法でもあります。

次に、「半年間咲き続ける一年草」の中でも、おすすめの品種を紹介していきますね。

2. 春から秋までの半年間、暑い夏の間も〈花壇の主役〉になる花たち

猛暑の真夏にも、満開の花を咲かせるニチニチソウ2/5

猛暑の真夏にも、満開の花を咲かせるニチニチソウ

著者撮影

春に植えて秋まで休まず咲き続ける花の中でも、とくに育てやすく頼りになるのは次の4つです。

  • ペチュニア
  • カリブラコア
  • ニチニチソウ
  • ジニア

わが家の庭に植えている、これらの花たちは、春(4月~5月)に植えると夏もほとんど休むことなく、秋まで約半年間、花を咲かせ続けてくれます。

ホームセンターや園芸店で、1苗100円~500円ほどで手に入ります。1株で大きく広がるものも多いので、コストパフォーマンスも抜群です。

好みの色を組み合わせて植えるだけで、夏の間も寂しくならない、ボリュームたっぷりの花壇が楽しめますよ。

  • ※参考価格:いずれも100円~500円

3. 秋から春まで半年間、寒い冬の間も〈花壇で咲き続ける〉花たち

冬の庭を彩るビオラ3/5

冬の庭を彩るビオラ

著者撮影

秋から春にかけての長い期間、寒い冬の季節も含めて〈花壇の主役〉を務めてくれる代表格は、やはり「パンジー・ビオラ」です。

夏の花が終わる11月初旬前後にパンジー・ビオラを植え付けると、そこから翌年の5月頃まで、半年間も花が咲き続ける花壇を楽しめます。

苗を選ぶときは、すでに花が咲いている株を購入するのがポイントです。

これまでの経験では、種まきから育てたり、植え付けが遅すぎたりすると、真冬に花が休んでしまうこともありました。ですが、花が咲いている苗を選べば、もちろん環境にもよりますが、厳しい寒さの中でも健気に咲き続けてくれますよ。 

  • ※参考価格:100円~400円 

4. 一年中ずっと「花咲く庭」をつくるには、年2回「切り替えのタイミング」がポイントです

わが家の庭で、真夏にモリモリと花咲くペチュニア おゆきちゃん4/5

わが家の庭で、真夏にモリモリと花咲くペチュニア おゆきちゃん

著者撮影

庭に咲く花を一年中絶やさないための最大のコツは、「まだ咲いているから」と先延ばしにせず、適切な時期に植え替えを行うことです。

例えば、まさに今、寒い冬の庭を彩ってくれるビオラも、わが家の庭では、5月の連休を過ぎると、徒長して傷みだしてしまいます。

「もったいない」と感じてしまいますが、5月中旬には夏の花に植え替えましょう。このタイミングを逃さないことで、夏の花がベストな時期に満開を迎えることができます。

また、夏の花から冬の花への交代は11月初めが目安です。近年のペチュニアは晩秋まで咲くほど強いですが、次の花が冬本番までに根を張れるよう、早めに切り替えてあげるのがベスト。

わが家では「11月から5月の連休まではビオラ」、「5月から11月初旬まではペチュニア」という黄金サイクルを繰り返すことで、「一年中満開の花壇」をキープすることができていますよ。

5. まとめ

わが家の庭で、冬も華やかなビオラの花壇5/5

わが家の庭で、冬も華やかなビオラの花壇

著者撮影

一年中ずっと庭で花が咲き続けてくれたら、目にするたびに心が弾みますよね。

今回ご紹介したように、「半年咲き続ける花を半年ごとに植え替える」これが一番手間をかけずに、そして花が絶えない花壇や庭を楽しめる方法だと思います。

春ガーデンの準備をしている方は、半年ごとの植え替えを検討してみませんか?一年中花があふれる花壇は、心も癒されますよ。

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