また、子どもができれば、必然的に教育資金についても考えなくてはなりません。家族が増えたことがきっかけになって、マイホームが欲しくなる人もいるでしょう。結婚するにしろしないにしろ、若い時期からしっかりと資産形成を始めておくと安心です。
将来何が起きるかわからない30~40代の人が考えなくてはならないのが、自由に使えるお金を前もって用意しておくことでしょう。難しい言葉でいうと、流動性資産の割合を高くしておく必要があるのです。流動性資産とは原則として1年以内に現金化できる資産のことを指します。一方、簡単には現金化できない資産を固定資産といいます。
資産をすべて固定資産として保有していると、いざというときにまとまった現金を用意できなくて困ることがあります。
NISAとiDeCoのどちらから始めればいいの?
「NISA」や「つみたてNISA」は、少額投資非課税制度と呼ばれる投資の方法で、配当金や分配金、売却益にかかる税金が非課税になるのが特徴です。どちらも好きなタイミングで売却して現金化できるのが魅力といえるでしょう。この2つは併用できないので、どちらか一方を選ぶことになります。