70歳代・二人以上世帯の貯蓄は平均2416万円・中央値1178万円|口座が凍結されたあと成年後見にかかる費用と期間をIFAが試算 額の大きさより、必要になった月にその資産を動かせるかどうかで、手元の余裕は決まってきます 2026.09.14 11:32 公開 執筆者鶴田 綾 監修者和田 直子 「家計の金融行動に関する世論調査(2025年)」によると、70歳代・二人以上世帯が保有する金融資産の平均は2416万円とされています。一方で、実態に近いとされる中央値は1178万円となっており、同じ年代であっても状況には大きな開きがみられます。貯蓄の多さだけでなく、必要になった際にすぐ引き出せる形になっているかも重要です。老後資産の現状や年金月額の分布、口座凍結への備えについて確認していきます。 この記事のポイント 70歳代・二人以上世帯の貯蓄額は平均2416万円、中央値1178万円。3000万円以上を持つ世帯が25.2%を占める一方、金融資産非保有の世帯も10.9%ある 厚生年金の平均年金月額は〈全体〉15万289円、〈男性〉16万9967円、〈女性〉11万1413円(令和6年度)。国民年金の月額部分を含んだ金額で、上乗せ分だけの金額ではない 口座が凍結されたあとに成年後見を申し立てた場合、専門職後見人の報酬が8年と12年でどこまで積み上がり、貯蓄の何割にあたるのかを独自に試算した 記事の続きを読む 1/3 出所:厚生労働省「年金制度改正法が成立しました」 Check! 次のページでは、「家計の金融行動に関する世論調査」にもある70歳代の貯蓄状況を踏まえ、保有資産を動かせる形に整理する考え方をみていきましょう。二人以上世帯の貯蓄額は平均2416万円、中央値1178万円ですが、額の多さだけでなく必要なときに動かせる形になっているかが重要とされています。 画像と一緒に記事を読む 関連記事 【65歳以上・無職世帯】平均貯蓄2494万円は6年ぶりのマイナスに。夫婦とひとり暮らしで「1人あたりの不足額」はおよそ1.4倍の差 65歳以上・無職の二人以上世帯における平均貯蓄額は、2025年平均で2494万円となっています。2024年の2560万円から66万円減少し、6年ぶりに減少へ転じました。夫婦のみの無職世帯では毎月約4万2000円の不足が生じるとされ、手元の資金でどう補っていくかが課題となります。平均の数字だけでなく、ご自身の世帯人数や収支にあわせて老後の試算を進めておきたいところです。 【年金生活者支援給付金】老齢年金に「ひと月5620円」がプラスされるのはどんな人?9月に日本年金機構から請求書が届いたら速やかに提出を。2カ月に1回もらえる給付金 9月に日本年金機構から届く年金生活者支援給付金の請求はがき、内容を確認せずそのままにしていませんか。「自分はいくらもらえるか」は、保険料をきちんと納めた期間だけでなく、全額免除を受けていた期間がどれだけあるかによっても大きく変わり、思ったより高くなるケースもあります。所得がわずかに基準額を超えた人が受け取れる仕組みや、申請の期限まで、知っておきたいポイントをまとめました。 【老後資金早見表】年金に頼らず65歳から100歳まで過ごすのに必要な金額は「夫婦1億2470万円・ひとり6780万円」 「人生100年時代」といわれますが、実際に65歳から100歳まで過ごすとなると、いくら必要なのでしょうか。総務省の家計調査年報2025年によると、65歳以上の夫婦のみの無職世帯の支出は月29万6829円、単身無職世帯は月16万1435円でした。この支出が35年続くとすると、夫婦で約1億2470万円、おひとりさまで約6780万円になります。公的年金でどこまで賄えるのかを、早見表で確認していきます。 LIMOをGoogle検索のお気に入りに登録!詳しくはこちら→ copy URL 関連タグ #70歳代 #貯蓄 #成年後見人制度