3. 初めて買うときは金融機関に国債の口座を開設する

個人向け国債を初めて購入する場合は、国債を管理するための口座が必要になります。財務省が案内している流れを確認します。

3.1 証券会社や銀行、郵便局などで開設できる

財務省は、初めて国債を購入する場合は、購入しようとする証券会社、銀行、郵便局などの金融機関に国債の口座を開設する必要があると案内しています。

すでに取引のある金融機関でも、国債の口座は別に開く形になることがあります。

3.2 口座開設と購入に必要なものを先にそろえる

財務省が挙げているものは次のとおりです。

  • 購入代金
  • 預金通帳
  • 印鑑等
  • (口座開設時)犯罪による収益の移転防止に関する法律に定める書類。運転免許証などの本人確認書類やその他の書類
  • (口座開設時)個人番号カードなどマイナンバー(個人番号)が確認できる書類

手続きの詳しい進め方は金融機関に問い合わせることになります。募集には締切があるため、口座開設から始める場合は日程に余裕をみておくと安心です。

4. 買ったあとの利子と中途換金の時期を先に押さえる

購入したあと、お金がいつ動くのかを知っておくと計画が立てやすくなります。令和8年9月募集分を例に見ていきます。

4.1 最初の利子を受け取るのは令和9年4月15日

令和8年9月募集分の発行日は令和8年10月15日です。利子の支払日は毎年4月15日と10月15日なので、最初に利子を受け取るのは令和9年4月15日になります。

申し込みから最初の利子までは、およそ半年かかる計算です。

4.2 発行から1年経てば中途換金できる

個人向け国債は、第2期利子支払日、つまり発行から1年が経過した以降であれば、原則としていつでも中途換金できます。令和8年9月募集分であれば令和9年10月15日以降です。

一部だけを1万円単位で換金することもでき、手数料はかかりません。ただし直前2回分の各利子(税引前)相当額に0.79685を掛けた金額が差し引かれます。

1年以内に使う予定のあるお金かどうかは、購入前に確かめておきたい点です。

5. まとめにかえて

個人向け国債は最低1万円から1万円単位で購入でき、募集は毎月あり年12回の機会があります。初めて購入する場合は、証券会社や銀行、郵便局などで国債の口座を開設するところからです。

令和8年9月募集分の適用利率は、固定5年が年2.24%、固定3年が年1.96%、変動10年が年1.95%でした。固定5年で額面1万円なら、半年ごとの利子は税引前112円、税引後89円になります。

募集は令和8年9月30日までで、発行日は令和8年10月15日です。まずは無理のない金額から、仕組みを確かめてみてはいかがでしょうか。

参考資料

和田 直子