中外製薬、筆頭株主はスイスのロシュで保有比率61.1%。年初の高い水準から切り下がった株価と営業利益率47.6%の実像 保有比率61.1%の筆頭株主を持つ会社の収益構造。海外向け輸出とロイヤルティ収入が利益率を押し上げている 2026.09.16 20:40 公開 執筆者石津 大希 中外製薬(4519)を、日本の大手製薬会社のひとつとして数えてきた人は多いと思う。私もそうだった。国内で処方される薬を作り、国内の薬価制度のなかで商売をしている会社、という括り方である。ところが有価証券報告書の株主欄を開くと、その括り方はすぐに揺らぐ。議決権の過半を握っているのは、日本の会社ではない。 ※本記事中の株価は、過去の株式分割の影響を調整した値を使用しています。 この記事のポイント 筆頭株主はロシュで保有比率61.1%。2位の8.62%を大きく引き離している 2025年12月期の営業利益率47.6%は、医薬品業種の中央値4.2%を大きく上回る 2026年12月期上期は売上収益6,633億円・営業利益3,196億円で、通期計画に対する進捗は47%台 記事の続きを読む 1/2 出所:中外製薬株式会社 有価証券報告書をもとに筆者作成 Check! 次のページでは、「中外製薬」を日本の製薬会社と呼ぶとき、その呼び方が何を取りこぼしているのかを取り上げます。保有比率61.1%の筆頭株主が、収益構造のどこに表れているのかを見ていきます。株価は年初の高い水準から切り下がっており、その経緯とあわせて確認します。 画像と一緒に記事を読む 関連記事 ソフトバンクグループ、2026年3月期通期は当期利益+334%。営業キャッシュフローはマイナス、株価の大きな振れの背景に何があるのか ソフトバンクグループの2026年3月期通期は当期利益が前期比+333.7%。一方で営業キャッシュフローは流出超に転じ、有利子負債は24兆円台へ膨らんだ。株価の大きな振れを資本配分から整理する。 LIMOをGoogle検索のお気に入りに登録!詳しくはこちら→ copy URL 関連タグ #株価 #決算 #株式投資 #上場企業 #中外製薬