遺族厚生年金の受給対象者、「配偶者」「子」「父母」「孫」「祖父母」優先順位が一番高い人は誰?同順位の人が2人以上いる場合はどうする? 要注意!受け取れるのは「最も優先順位の高い人」だけ 2026.09.16 09:05 公開 執筆者村岸 理美 遺族厚生年金は配偶者だけのものではなく、子や父母、孫、祖父母も対象になります。ただし日本年金機構は、受け取れるのは最も優先順位の高い遺族であると案内しています。順位は子のある配偶者、子、子のない配偶者、父母、孫、祖父母の順で、父母や祖父母には死亡当時55歳以上という年齢要件があります。2026年4月分からの年金額の決まり方とあわせて、条文と一次資料で確認していきます。 この記事のポイント 遺族厚生年金を受け取れる遺族は配偶者・子・父母・孫・祖父母で、受け取れるのは最も優先順位の高い遺族だけ 父母と祖父母は死亡当時55歳以上であることが要件で、実際に受け取り始めるのは60歳から 2026年4月分からの年金額は報酬比例部分の4分の3が基本で、被保険者期間が300月未満なら300月とみなして計算する 記事の続きを読む 1/2 出所:日本年金機構「遺族年金ガイド 令和8年度版」を参考にLIMO編集部作成 Check! 次のページでは、遺族厚生年金であとの順位の遺族が対象から外れる組み合わせを図で示します。父母は配偶者と子、孫は配偶者・子・父母、祖父母は配偶者・子・父母・孫が受給権を取得したときに「遺族としない」扱いになるという整理です。厚生年金保険法第59条第2項の定めをそのまま表にしているので、自分の家族構成に当てはめて確かめられます。 画像と一緒に記事を読む 関連記事 【遺族基礎年金】年84万7300円+子の加算も「税金はかからない?」未支給年金は一時所得に。国民健康保険料・介護保険料への影響を解説 遺族年金を受け取ると、税金や社会保険料がどう変わるのかが気になります。国税庁は遺族年金について原則として所得税も相続税も課税されないと案内しており、住民税もかかりません。国民健康保険料の所得割や軽減判定、介護保険料の段階判定で使う課税年金収入額にも遺族年金は含まれません。ただし非課税の収入しかない場合でも、軽減を受けるために住民税の申告を求められることがあります。 【住民税非課税世帯】65歳以上のひとり世帯はいくらまで非課税?80歳以上の住民税「課税」世帯割合は52.4%まで低下 神戸市の基準では、65歳以上で公的年金収入のみの場合、住民税が課されない世帯に該当する収入金額の目安は単身世帯で年収155万円以下、配偶者や扶養親族が1人いる2人世帯で年収211万円以下とされています。世帯にいる人数によって判定の線は動きますが、口座名義を振り分けても世帯単位の判定自体は変わりません。ご自身の世帯がどの水準に当てはまるのか、世帯の条件や負担の変化について詳しくみていきましょう。 年金は月いくら増えた?「1.9%引き上げ」でも実質目減りするマクロ経済スライドの仕組みと年代別平均額をFPが解説 2026年4月分(6月支給分)から、公的年金の額は国民年金(基礎年金)が1.9%、厚生年金(報酬比例部分)が2.0%引き上げられました。改定に使われたのは名目手取り賃金変動率の2.1%で、ここからマクロ経済スライドによるスライド調整率0.2%が差し引かれています。一方、令和7年の物価変動率は3.2%で、改定率との差は1.3ポイントです。改定率がどのように決まるのかを確認します。 国民年金の平均受給額「月5万9310円」!満額との差はどれくらい?年齢別で見る年金額の違い「60歳代と90歳代」で年金額に差はある? 女性の年金、満額を超える「7万円以上」の割合はどれくらい? 【国民年金】納付率「85.2%」の裏側!未納と免除で年約1万円差がつく年金制度の落とし穴と年代別平均額をみる 放置はもったいない!「未納」と「全額免除」で将来の年金はどう変わる? LIMOをGoogle検索のお気に入りに登録!詳しくはこちら→ copy URL 関連タグ #遺族基礎年金 #遺族厚生年金 #社会保障