年金は月いくら増えた?「1.9%引き上げ」でも実質目減りするマクロ経済スライドの仕組みと年代別平均額をFPが解説 物価高に届かない理由「マクロ経済スライド」の仕組みとは 2026.09.14 11:55 公開 執筆者村岸 理美 2026年4月分(6月支給分)から、公的年金の額は国民年金(基礎年金)が1.9%、厚生年金(報酬比例部分)が2.0%引き上げられました。改定に使われたのは名目手取り賃金変動率の2.1%で、ここからマクロ経済スライドによるスライド調整率0.2%が差し引かれています。一方、令和7年の物価変動率は3.2%で、改定率との差は1.3ポイントです。改定率がどのように決まるのかを確認します。 この記事のポイント 令和8年度の年金額は国民年金が1.9%、厚生年金の報酬比例部分が2.0%の引上げになった マクロ経済スライドによるスライド調整率は▲0.2%で、公的年金被保険者総数の変動率と平均余命の伸び率で決まる 令和7年の物価変動率は3.2%で、改定率との差は1.3ポイントある 記事の続きを読む 1/2 出所:厚生労働省「令和8年度の年金額改定についてお知らせします」をもとにLIMO編集部作成 Check! 次のページでは、厚生年金と国民年金の平均年金月額を60歳から90歳以上まで確認します。厚生年金は65歳が14万9862円、89歳が16万6767円と年代が上がるほど高くなります。あわせて、厚生年金の受給権者1608万5696人を年金月額の階級別に見た分布を取り上げ、どの金額帯に人数が集まっているかを一覧で示します。 画像と一緒に記事を読む 関連記事 【給付付き税額控除の大綱案】令和9年から開始予定!飲食料品の消費税率「1%」と「就業者負担軽減支援金」の仕組みを解説 2026年9月8日「給付付き税額控除」に関する国と地方の協議の場において「給付付き税額控除」の大綱案が公表されました。令和9年4月から2年間限定で飲食料品の消費税率を8%から1%へ引き下げる臨時措置や、働く人の手取りを増やす「就業者負担軽減支援金」の導入が盛り込まれています。食費節約による具体的な還元額や支援金の対象となる4つの条件、給付額が決まる6つのステップまで、初心者にも分かりやすく専門家が解説します。 【65歳以上の夫婦】家計収支で出る「ひと月あたりの不足額約4万円」をどう補う?貯蓄1000万円と2000万円でみる資産寿命シミュレーション 2026年最新の年金データと家計調査をもとに、老後の「お金の寿命」を独自試算!65歳以上の無職世帯では毎月いくら生活費が不足するのか、平均的な赤字額を貯蓄1000万円・2000万円で取り崩した場合、何歳まで資金がもつのかをFPが分かりやすく解説します。年金見込み額の正しい確認方法や、将来の受給額を堅実に増やす3つのアクションなど、漠然とした老後の不安を解消するための実用的なヒントが満載です。 2026年12月施行!iDeCoの「掛金上限」引き上げで何が変わる?iDeCo歴10年で「資産1000万円達成」筆者が語る運用ポイントと年代別シミュレーション結果を公開 2026年12月より、iDeCo(個人型確定拠出年金)のルールが改正され、会社員や公務員の掛金上限が最大月額6万2000円へと大幅に引き上げられる見通しです。掛金が増えることで、全額所得控除による節税効果がさらにパワーアップします。本記事では、iDeCoが持つ3つの税制メリットをおさらいするとともに、30代・40代・50代が満額拠出した場合のリアルな節税効果を年代別シミュレーションで詳しく解説します。 【住民税非課税世帯】投資の利益確定で「非課税」から外れることもある?知っておきたい5つの優遇と売却タイミング 利益確定のコツと口座の選び方 【障害年金の受給者】配偶者が亡くなったら遺族年金ももらえる?65歳から変わる「年金併給ルール」組み合わせと注意点を解説 「障害年金を受給中に配偶者が死亡」遺族年金はどうなる? LIMOをGoogle検索のお気に入りに登録!詳しくはこちら→ copy URL 関連タグ #国民年金 #厚生年金 #平均受給額 #年金一覧表