【遺族基礎年金】基本額は「年間84.7万円+子の加算」遺族年金の手続きが遅れたらどうなる?知っておくべき「3つの時効ルール」と対策 遺族年金(時効5年)と死亡一時金(時効2年)の期限と起算日の違い 2026.09.15 10:05 公開 執筆者村岸 理美 遺族年金は請求しないと支給が始まらず、年金を受ける権利は権利が発生してから5年を経過すると時効によって消滅します。起算日は支給事由が生じた日の翌日です。5年以内に請求すればさかのぼって受け取れますが、超えた分は失われます。死亡一時金だけは時効が2年と短く、起算日も死亡日の翌日です。やむを得ない事情があるときに書面で申し立てられる仕組みとあわせて、給付ごとに違う時効の期間と起算日を確認していきます。 この記事のポイント 遺族基礎年金と遺族厚生年金で受け取れる受給額の目安 遺族年金(時効5年)と死亡一時金(時効2年)の期限と起算日の違い 手続きが遅れてしまった場合の救済措置と、負担を減らす3つの対策 記事の続きを読む 1/2 出所:日本年金機構『年金の時効』を参考にLIMO編集部作成 Check! 次のページでは、5年を過ぎた分が時効で失われるとどれくらいの額になるのかを、令和8年度の遺族基礎年金で示します。子が1人いる配偶者は年109万1100円、子が2人なら年133万4900円、子が3人なら年141万6200円という年額を並べ、遺族厚生年金を受け取る場合はさらに上乗せされることも確かめられます。 画像と一緒に記事を読む 関連記事 【遺族基礎年金】年84万7300円+子の加算も「税金はかからない?」未支給年金は一時所得に。国民健康保険料・介護保険料への影響を解説 遺族年金を受け取ると、税金や社会保険料がどう変わるのかが気になります。国税庁は遺族年金について原則として所得税も相続税も課税されないと案内しており、住民税もかかりません。国民健康保険料の所得割や軽減判定、介護保険料の段階判定で使う課税年金収入額にも遺族年金は含まれません。ただし非課税の収入しかない場合でも、軽減を受けるために住民税の申告を求められることがあります。 【住民税非課税世帯】65歳以上のひとり世帯はいくらまで非課税?80歳以上の住民税「課税」世帯割合は52.4%まで低下 神戸市の基準では、65歳以上で公的年金収入のみの場合、住民税が課されない世帯に該当する収入金額の目安は単身世帯で年収155万円以下、配偶者や扶養親族が1人いる2人世帯で年収211万円以下とされています。世帯にいる人数によって判定の線は動きますが、口座名義を振り分けても世帯単位の判定自体は変わりません。ご自身の世帯がどの水準に当てはまるのか、世帯の条件や負担の変化について詳しくみていきましょう。 年金は月いくら増えた?「1.9%引き上げ」でも実質目減りするマクロ経済スライドの仕組みと年代別平均額をFPが解説 2026年4月分(6月支給分)から、公的年金の額は国民年金(基礎年金)が1.9%、厚生年金(報酬比例部分)が2.0%引き上げられました。改定に使われたのは名目手取り賃金変動率の2.1%で、ここからマクロ経済スライドによるスライド調整率0.2%が差し引かれています。一方、令和7年の物価変動率は3.2%で、改定率との差は1.3ポイントです。改定率がどのように決まるのかを確認します。 国民年金の平均受給額「月5万9310円」!満額との差はどれくらい?年齢別で見る年金額の違い「60歳代と90歳代」で年金額に差はある? 女性の年金、満額を超える「7万円以上」の割合はどれくらい? 【国民年金】納付率「85.2%」の裏側!未納と免除で年約1万円差がつく年金制度の落とし穴と年代別平均額をみる 放置はもったいない!「未納」と「全額免除」で将来の年金はどう変わる? LIMOをGoogle検索のお気に入りに登録!詳しくはこちら→ copy URL 関連タグ #遺族基礎年金 #遺族厚生年金 #社会保障