3. 振り込まれるのは偶数月の15日

年金が届くのは偶数月の15日(※)です。

次の支給日は2026年10月15日で、このときに振り込まれるのは8月分と9月分です。

厚生労働省が公表している2026年度の年金額の例を確認します。

※15日が土日祝日の場合、直前の平日に前倒しされます。

  • 国民年金(老齢基礎年金):7万608円(1人分※1
  • 厚生年金:23万7279円(夫婦2人分※2

出所:LIMO「【厚生年金】2026年6月支給分から「標準的な夫婦世帯」の年金額が4495円アップ!支給日に「60万円(月30万円)以上」受給する人は全体の何%?遺族・離婚時のルールも解説」

※1 昭和31年4月1日以前生まれの方の老齢基礎年金(満額1人分)は、月額7万408円
※2 平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)45万5000円)で40年間就業した場合に受け取り始める年金(老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額))の給付水準

モデル世帯の額は夫婦で月額23万7279円です。老齢厚生年金1人分に老齢基礎年金2人分を足した金額になります。

支給日には2か月分がまとめて届きます。このモデル世帯なら10月15日に47万4558円です。

ここから「約47万5000円」という言い方が出てきます。

4. モデル世帯が支給日に受け取る47万4558円の内訳

標準的な夫婦世帯が受け取る年金額の内容は、LIMOの記事「【厚生年金】2026年6月支給分から「標準的な夫婦世帯」の年金額が4495円アップ!支給日に「60万円(月30万円)以上」受給する人は全体の何%?遺族・離婚時のルールも解説」から引用して見ておきます。

2026年度、国民年金は前年度比1.9%、厚生年金は同2.0%の増額となっています。国民年金(老齢基礎年金・満額・1人分)は7万608円(+1300円)、厚生年金(夫婦2人分)は23万7279円(+4495円)。年金は2カ月ごとに支給されるため、夫婦2人分の標準的な年金額でみると1回あたりの振込額は47万4558円です。もっとも、これらはあくまでモデルケースであり、実際の受給額は加入期間や現役時代の収入によって異なります。

出所:LIMO「【厚生年金】2026年6月支給分から「標準的な夫婦世帯」の年金額が4495円アップ!支給日に「60万円(月30万円)以上」受給する人は全体の何%?遺族・離婚時のルールも解説」

5. 一人ひとりの年金額はどこまで開いているか

ここから先は、厚生労働省「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに、実際の受給額をグラフで見ていきます。

ここでは個人ごとの差と、平均年金月額の男女の違いに目を向けてみてください。

5.1 厚生年金の平均と、階級ごとの人数

厚生年金:年金月額階級別の受給権者数3/4

厚生年金:年金月額階級別の受給権者数

出所:厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

  • 〈全体〉平均年金月額:15万289円
  • 〈男性〉平均年金月額:16万9967円
  • 〈女性〉平均年金月額:11万1413円

出所:LIMO「【2026年最新・年金早見表】厚生年金・国民年金はいくらもらえる?平均受給額一覧と手取りのリアル!社会保険料・税金が引かれる「天引き」まで徹底解説」

※国民年金部分を含む

5.2 国民年金の平均と、階級ごとの人数

国民年金:年金月額階級別の受給権者数4/4

国民年金:年金月額階級別の受給権者数

出所:厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

  • 〈全体〉平均年金月額:5万9310円
  • 〈男性〉平均年金月額:6万1595円
  • 〈女性〉平均年金月額:5万7582円

出所:LIMO「【2026年最新・年金早見表】厚生年金・国民年金はいくらもらえる?平均受給額一覧と手取りのリアル!社会保険料・税金が引かれる「天引き」まで徹底解説」

厚生年金(国民年金部分を含む)の平均月額は、男性が約17万円で女性が約11万円です。国民年金は男女ともに6万円前後にとどまります。

2か月分が一度に振り込まれるので、金額は大きく見えます。ただしひと月あたりに割り戻すと、年金だけで暮らせる世帯はそう多くないことが見えてきます。

ここまでの数字は全受給権者を平均したものにすぎません。グラフのとおり、実際の金額は人によって大きく違います。

自分と配偶者の見込み額は、ねんきん定期便やねんきんネットで調べておくと判断の材料になります。

6. 出産の前後にできる手続きを、先に知っておく

ここまで、国民年金保険料の産前産後期間の免除制度、2026年度の年金額の例、受給権者の平均月額を見てきました。

免除される期間は単胎で4か月間、多胎妊娠で6か月間です。

免除された期間も保険料を納付したものとして年金額に反映され、付加保険料も納められます。

2026年度は国民年金が1.9%、厚生年金が2.0%引き上げられ、老齢基礎年金の満額は月額7万608円になりました。

ただし実際の平均月額は厚生年金で男性が約17万円・女性が約11万円、国民年金は男女とも6万円前後です。人による差は小さくありません。

すでに免除や学生納付特例が承認されていても届出できます。届出先は市区町村の国民年金担当窓口なので、心当たりがあれば早めに確認してみてください。

参考資料

LIMO編集部年金解説班