5. 【年金一覧表で比較】年金が月10万円なら平均とどれだけ違うのか
ここからは自分の年金額を当てはめます。取り上げるのは年金が月10万円というケースです。
比較には厚生年金の平均月額15万289円を用います。
5.1 年金月10万円は平均を月5万289円下回る
- 自分の年金月額:10万円
- 厚生年金の平均月額:15万289円
- 平均との差:月-5万289円
- 年間の差:-60万3468円
- 20年間の差:-1206万9360円
平均との差は月5万289円です。年間では60万3468円、20年間受け取り続けると1206万9360円の違いになります。
※平均15万289円は基礎年金を含んだ厚生年金の金額です。国民年金のみを受け取る場合の平均は5万9310円ですので、比較の対象が異なります。
女性の平均11万1413円と比べると月1万1413円下回ります。厚生年金の加入期間が短めだった場合に近い水準です。
5.2 【差の埋め方】月5万289円をどう補うか
平均を下回っていても、それだけで生活が回らないと決まるわけではありません。住居の形や配偶者の年金の有無で必要額は変わります。
差額を働いて埋めるなら、月5万289円の収入が目安です。時給1200円なら月42時間ほどの勤務にあたります。
貯蓄から埋めるなら、20年で1206万9360円が必要という計算です。働く期間と取り崩しを組み合わせるのが現実的でしょう。
見ておきたいのは、世帯で受け取る額と支出のバランスです。夫婦なら2人分のねんきん定期便を突き合わせてみてください。
6. 【まとめ】年金一覧表は年齢と制度の違いで見る
60歳代の厚生年金の平均月額は63歳で6万8758円、65歳で14万9862円でした。64歳までは受け取り方が違う人が含まれるため、水準が下がります。
65歳以降の平均は厚生年金が14万円台から16万円台、国民年金が5万円台から6万円台です。年齢が上の世代ほど厚生年金の平均は高くなります。
全年齢を合わせた平均は厚生年金が月15万289円、国民年金が月5万9310円です。自分の見込額はねんきん定期便で確かめられますので、一覧表と並べてみてください。
参考資料
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 日本年金機構「短時間労働者に対する健康保険・厚生年金保険の適用の拡大」
- 日本年金機構「厚生年金保険の保険料」
- 日本年金機構「国民年金保険料」
- 厚生労働省「令和8年度の年金額改定についてお知らせします」
- 厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 厚生労働省「年金制度改正法が成立しました」
- 厚生労働省「年金統計情報(厚生年金保険・国民年金事業の概況)」
三石 由佳