5. 元銀行員のアドバイス:貯蓄を成功させるカギは「継続」
元銀行員として数多くの家庭を見てきた経験から言えることは、貯蓄の成功には「継続」が不可欠であるということです。
「節約してできるだけ多くの金額を貯蓄に回そう」「細かく家計簿をつけて支出を管理しよう」と計画を立てても、それらを継続できなければ意味がありません。
無理なく貯蓄を継続するためには、以下のポイントを意識してみてください。
- 貯蓄に回す金額が多すぎないか(手元資金が不足しないか)
- 家計管理の記録・計算の手間が大きすぎないか
- 先取り貯金の仕組みを自動化できているか
最近では家計管理アプリも充実しており、支出を入力すると項目ごとに振り分けて計算してくれる機能なども利用できます。
生活費の大部分をクレジットカードで支払っている場合は、カードの引き落とし情報を家計管理アプリに紐づけることも可能です。
また、自動積立定期預金やNISAのつみたて投資枠のほかにも、iDeCoや財形貯蓄制度など、自動引き落としによって手間なく資産形成できる方法は数多くあります。
まずは「継続」を第一に考え、自分にとって無理のない貯蓄・家計管理の方法を見つけるところからスタートできるとよいでしょう。
6. まとめ
今回は、貯蓄ゼロ世帯の割合や、お金が貯まらない人に共通するNG行動、年代別の貯蓄額の平均・中央値について見てきました。
貯蓄ゼロの世帯はどの年代にも一定数存在し、決して特別な状況ではありません。
一方で、平均と中央値の差が大きいことからも分かるように、同じ年代のなかでも保有資産の状況には大きな開きがあります。
大切なのは、他人と比べて焦ることではなく、自分にとって無理のない仕組みを作り、それを続けていくことです。
まずは毎月の固定費を洗い出したり、少額でも自動積立を設定してみたりと、できるところから始めてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- J-FLEC(金融経済教育推進機構)「家計の金融行動に関する世論調査 2025年」
- LIMO「【全世代(20~70歳代)比較】貯蓄額の平均・中央値はいくら?単身・二人以上世帯で比較すると見えた「お金がある人・ない人の差」 差が生まれる3つの要因を確認」
- LIMO「【貯蓄上手への道】お金に嫌われる人の特徴3選! 夏にムダ遣いしがちな人に喝!」
池田 夕華
