3. 【夫婦の借入】ペアローンと収入合算の仕組みと注意点

夫婦で住宅ローンを組む方法には「ペアローン」と「収入合算」があり、最大の違いは「ローン契約の数」と「団体信用生命保険(団信)の保障範囲」です。それぞれの特徴は以下の通りです。

夫婦でローンを組む「ペアローンと収入合算」の違い4/4

夫婦でローンを組む「ペアローンと収入合算」の違い

出所:国土交通省「住宅ローンの常識が変わる!?」リーフレット

3.1 ペアローンの特徴

  • 仕組み: 夫婦それぞれが個別にローンを組む(契約が2つになる)。
  • メリット: 夫は固定金利、妻は変動金利など、金利タイプや返済期間を別々に選べる。万が一どちらかが死亡した場合、亡くなった方のローン残高が団信により免除される。
  • 向いている人: 夫婦ともに安定した収入があり、リスクを分散させたい世帯。

3.2 収入合算の特徴

  • 仕組み: 契約自体は1つで、夫婦の収入を合わせて借入額を増やす。
  • メリット: 契約が1つのため、ペアローンに比べて手続きがシンプルになりやすい。
  • 注意点: 主債務者ではない側(連帯債務者や連帯保証人)に万が一のことがあっても、団信による返済免除が受けられないケースが多い。

どちらの方法も希望の物件に手が届きやすくなるメリットがありますが、共働きを前提としているため、将来的な産休・育休による収入減少や、予期せぬライフスタイルの変化により、返済負担が重くなるリスクを内包している点には注意が必要です。