2. 手がかりがなくても諦めない:金融機関への「照会」という方法
取引があった可能性のある金融機関に見当がつく場合は、直接問い合わせる「照会」ができます。
多くの銀行・ネット銀行・証券会社では、以下の書類を持参または郵送することで、故人との取引の有無を調べてもらえます。
- 死亡の事実が確認できる書類(除籍謄本など)
- 照会者が相続人であることを証明できる書類(戸籍謄本など)
- 照会者ご自身の本人確認書類
なお、故人のアカウントに許可なくログインして操作する行為は、サービスの利用規約に抵触するおそれがあります。
各サービスが定める正規の相続手続き窓口を通じて対応するようにしましょう。
複数の金融機関への照会や書類収集が負担に感じる場合は、司法書士や弁護士への依頼も有効な選択肢です。
費用は発生しますが、相続財産の規模や手続きの複雑さによっては、専門家に任せた方がスムーズに進む場合もあります。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
15年以上にわたり金融機関に在籍し、現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。表彰歴多数。現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて企画・執筆・編集・監修を幅広く担当。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、年金制度の仕組み、社会保障、NISAや住宅ローン、相続まで分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数獲得。【2026年6月29日更新】