2. 年金ギャップ、後悔する本当の理由
なぜ思ったより見込額が低かったのか。実は、年金見込額が思った以上に少ないと感じる人は多いです。納付済みの保険料を見ると、その差がより大きく感じるでしょう。
そこで初めて後悔する人も多いですが、彼女は後悔の理由が3つあると語ります。
2.1 後悔①「手取りが減るから」と深く考えずに扶養に入ったこと
一番の後悔は、結婚や出産のタイミングで配偶者の扶養に入るとき「デメリットを深く調べなかったこと」です。
ライフコースの変化により退職し、配偶者の扶養に入ることはめずらしくありません。それ自体は自然な選択ですが、「周りもそうだから」「手取りが減るから」と、年金への影響を知らないまま第3号被保険者(扶養)を選んでいた場合、後悔してしまうことがあります。
知った上で選択するのと知らずに選択するのとでは、大きな違いがあるものです。
「あのとき制度を正しく知って選択していれば、ここまで後悔しなかった」と語ります。
2.2 後悔②転職の空白期間が生んだ「痛い未加入リスク」
また、彼女は結婚前にも一度転職を経験しているのですが、その時も深く考えずに「転職先が決まる前に退職」を選んでいました。
結果的に厚生年金加入期間が途絶え、2ヶ月間の国民年金加入期間が発生しています。
2.3 後悔③未加入期間の発生に気付かなかったこと
さらに年金の加入期間を確認していくと、2ヶ月の「未加入期間」があったことに気づきました。
ある事業所に就職した際、労務手続きなどがうまくいっておらず、空白期間が生まれたと考えられるとのことです。
事業主の登録が漏れていることもあるので、こうした加入期間の確認は定期的に行う必要があるのです。
いずれのケースも「知らなかった」「気づかなかった」に起因する後悔だといえます。
ただし、もし未加入期間に気付いたとしても、給与明細があれば今からでも年金事務所に「年金記録の訂正請求」を行うことで、履歴を取り戻せる可能性があります。
