4. まとめにかえて

おひとりさまの貯蓄額は全体平均919万円・中央値130万円でした。年代別に見ると20〜40代の中央値は37万円〜100万円にとどまり、50代以降で格差が広がります。単身世帯の30.1%は貯蓄ゼロで、約3人に1人が老後の備えがない状況です。

まず「ねんきんネット」で自分の年金見込額を確認し、老後の収支をシミュレーションしてみてください。毎月の不足額が見えたら、新NISAやiDeCoを活用した積み立てを検討しましょう。

iDeCoは掛金が全額所得控除になるため、節税しながら老後資産を増やせます。運用結果の試算は、金融庁「資産運用シミュレーター」で積立額・年率・期間を入力して確認できます。

おひとりさまは収入が1本のため、急な出費で貯蓄がゼロになるリスクも二人以上世帯より高くなります。まず3〜6カ月分の生活費を緊急予備資金として別口座に確保し、その後で老後に向けた長期積み立てに移行するのが基本の順番です。

自分の貯蓄状況と年金見込額を確認し、老後資金づくりの第一歩を踏み出してください。

参考資料

苛原 寛