2. 【20歳〜70歳代】あなたの年代の「中央値」はいくら?おひとりさまの年代別貯蓄額

2.1 年代別データ(非保有含む全体)

J-FLECの調査では、年代別の貯蓄額平均値と中央値も公表されています。いずれも金融資産非保有世帯を含む全体の数字です。調査結果は以下の通りです。

【単身世帯の年代別貯蓄額】

  • 20代:平均255万円・中央値37万円・非保有率33.2%
  • 30代:平均501万円・中央値100万円・非保有率32.3%
  • 40代:平均859万円・中央値100万円・非保有率32.1%
  • 50代:平均999万円・中央値120万円・非保有率35.2%
  • 60代:平均1364万円・中央値300万円・非保有率30.4%
  • 70代:平均1489万円・中央値500万円・非保有率20.4%

年代が上がるほど、平均も中央値も増えていきます。ただし、平均と中央値の差は世代によって大きく異なります。たとえば50代は平均999万円に対し、中央値は120万円で、差額は約880万円にもなります。一部の高額保有者が平均を押し上げているため、おひとりさまの実態に近いのは中央値です。

2.2 中央値に注目して読む

中央値を年代別に追うと、おひとりさまの貯蓄が本格的に積み上がるタイミングが分かります。

20〜40代の中央値は37万円〜100万円にとどまります。とくに30代と40代は、平均こそ501万円から859万円へ倍近く伸びるのに対し、中央値はどちらも100万円で横ばいです。この10年間で資産を大きく増やせるのは一部の人だけで、多くの人の貯蓄はほぼ変わっていません。

潮目が変わるのは50代以降です。中央値は60代で300万円、70代で500万円と急増します。退職金や相続、長年の積み立てが反映される時期だからです。

自分の貯蓄が同年代の真ん中と比べてどの位置にあるか知りたい人は、平均ではなく中央値を目安にしてみてください。