4. 本記事の要点整理
60歳代・70歳代の二人以上世帯における貯蓄額は、平均値では2400万円から2700万円台にのぼりますが、より実態に近い中央値は1100万円から1400万円台と大きな開きがあります。
「貯蓄ゼロ」の世帯が1割以上いる一方で、「2000万円以上」を保有する世帯も約4割存在し、資産状況の二極化が進んでいることがわかります。
また、高齢者世帯の所得の6割以上は公的年金・恩給で占められており、その年金だけで生活している世帯も4割を超えるのが現状です。
生活意識調査では半数以上が「苦しい」と回答しており、年金の支給額や物価の動向が暮らしに与える影響の大きさがうかがえます。
貯蓄額の平均や中央値といった数字だけでなく、所得の内訳や生活実感といった多角的なデータと照らし合わせることで、ご自身の家計の現在地を客観的に把握しやすくなります。
ご自身の状況を踏まえながら、今後のライフプランや備えについてじっくり考えてみてはいかがでしょうか。
※当記事は再編集記事です。
参考資料
- 金融経済教育推進機構(J-FLEC)「家計の金融行動に関する世論調査(2025年)〔二人以上世帯〕」
- 厚生労働省「2024(令和6)年 国民生活基礎調査の概況」
- 帝国データバンク「『食品主要195社』価格改定動向調査(2026年6月)」
- 日本年金機構「年金の繰下げ受給」
- LIMO「【60~70歳代夫婦世帯貯蓄額】平均&中央値はいくら?年金だけで生活している世帯は4割超」
LIMO編集部貯蓄解説班