8. まとめにかえて
今回は、最新の統計データから男性の厚生年金受給額のリアルな実態について確認しました。
男性の平均受給額は約17万円と、女性の約11万円と比べて高い水準にあります。しかし、ゆとりある老後を支える目安となる「月額20万円以上」を受け取っている男性は全体の約27.5%にとどまっており、決して多数派ではありません。
厚生年金は、現役時代の収入や勤続年数によって受給額が大きく変わるため、同じ世代の男性であっても、年金収入に数百万円単位の「生涯格差」が生まれるのが現実です。
「もらえる年金だけで安心した生活を送る」ことは、もはや難しい時代となっています。
だからこそ、現役世代のうちから「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」で将来の受給見込額を正しく把握し、NISAやiDeCoなどを活用して、自助努力による資産形成を計画的に進めていくことが大切です。
参考資料
- 厚生労働省年金局「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 厚生労働省「令和8年度の年金額改定についてお知らせします」
- 総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2025年(令和7年)平均結果の概要」
- 日本年金機構「『ねんきん定期便』の様式(サンプル)と見方ガイド」
マネー編集部年金班