2. いくらで「優待対象の株主」になれる?
優待の株数条件は、100株以上です。NTTは2023年に1株を25株へ分割したため、1株あたりの株価は150円前後と、比較的買いやすい水準です。仮に株価を150円とすると、100株はおよそ1万5000円で購入できます。
3. NTTの配当状況
NTTは、株主還元として配当にも力を入れています。2026年度の年間配当は1株あたり5.4円が予定され、実現すれば16期連続の増配となる見込みです。株価150円、年間配当5.4円で計算すると、配当利回りは3.6%です。
優待と配当の両方を受け取れる点が、長期保有の魅力を高めています。ただし、配当は将来も同じ水準が続くとは限りません。
NTTに限らず、配当金の受け取りを重視する場合は、企業の稼ぐ力を確かめる視点が大切になります。
4. 配当の原資は「利益」!注目すべき指標「EPS」
配当の原資は、企業が稼いだ利益です。利益が細れば、配当を維持する余力も小さくなります。そこで注目したい指標がEPSです。
EPS(1株当たり利益)とは、当期純利益を発行済み株式数で割った数値を指します。1株がどれだけの利益を生んだのかを示しており、投資判断の参考になる指標です。
EPSが伸びていれば、企業の稼ぐ力が高まっていると読み取れます。逆に下がり続ける場合、将来の配当が細るサインになり得ます。
あわせて見たいのが配当性向です。配当性向とは、稼いだ利益のうち、どれだけを配当に回したかを示す割合のことです。性向が高すぎると、利益が減ったときに減配されるリスクが大きくなります。EPSと配当性向を重ねて見ると、配当の持続力をより正確に判断できます。

